一度嗅いだら忘れない、香りが個性的なアロマオイル(精油)達がいます。最近は見かけるようになりましたが、トンカビーンズという精油があります。
トンカビーンズは美味しい匂い、THE桜餅!
トンカビーンズはズバリ桜餅の匂いです。 桜餅は大好きなので, これは一瞬ではまりました。 (ちなみに桜餅は絶対道明寺粉派です 笑)
桜餅がお好きな方はきっと気に入るアロマオイル(精油)です。クマリンという成分がこの匂いの元です。 桜の葉の場合はそのままではあの香りはしませんが、 半乾きにしたり破いたり、 塩漬けにすることで発酵され、クマリンが生成され香りがするようです。
以前滋賀の彦根城に行った時、雨上がりということもあり桜の葉が沢山落ちていました。 そこを歩くとこの匂いがふわ~っと香ってきて、思わずクンクン。。幸せ感じました♪
トンカビーンズの成分 クマリンについて
クマリンはラクトン類の一種です。分子量が大きいことなどから 水蒸気蒸留法ではほとんど抽出されません。 溶剤抽出法や、圧搾法で抽出されます。
トンカビーンズはトンカ豆を溶剤抽出法から作られた精油で皮膚刺激を起こすこともあり、お肌のケアには不向きの精油です。
トンカビーンズにはクマリンが多く含まれています。
トンカビーンズの特徴
トンカビーンズ tonka beans
科名 マメ科
抽出部位 種
抽出方法 溶剤抽出法
注意 肝毒性あり 光毒性あり
この精油にもいろいろと効能はありますが、甘くて美味しい匂いとは裏腹に 肝毒性、光毒性があり、肌には使用しない、妊婦、高齢者も使えないなど、使用が難しそうなので、あくまでもたまに香りを楽しむ程度に使っています。
常用も避けた方が良さそうです。 色がついてドロッとした精油です。 原産地は中央アメリカ、南アメリカ北部 です。
トンカ豆
トンカ豆はクマルという樹木の種です。トンカ豆はバニラのお菓子に使うとアクセントにもなり、ケーキやクリームブリュレなどに用されたりしています。(精油は使えません)
トンカ豆の樹木は成分のクマリンが天然の虫よけ剤となって、虫害を受けないそうです。 トンカ豆の木は家具やフローリングに使用されているそうです。トンカ豆のフローリングに転がってみたい気がします。
虫が来なくて良さそうだし。