アロマオイル(精油)には抗菌作用が含まれているものが多いです。
古代エジプトでミイラを作る時に抗菌、防腐作用のあるミルラを使ったと聞いてもふ~ん、昔の人って凄いなと思っても、私もそれはあくまでも想像の世界でしかないです。
今読んでいる本で、なるほどと思いました。
柏餅、桜餅、笹だんご、それに、おにぎりやすしを葉で包んだものはよく見かけます。包むという実用的な要素以外に、見た目の美しさ、それに香りという点で木の葉は使われてきたのでしょう。
しかしもう一つ、木の葉には優れている点があるようです。それは、カビを生えにくくする、腐りにくくするといった性質です。これを抗菌性と言います。
続・森林の100不思議 社団法人 日本林業技術協会
他にも、柿の葉寿司、栃餅、ちまき、茗荷饅頭、沢山あります。植物の葉で食べ物を包むことで、包まれた食べ物を腐りにくくしていることは分かっていましたがアロマと結びつけたことはなかったです。抗菌性という言葉であ、そっか~って。
アロマオイル(精油)も自然界の植物から抽出したものですから、昔から抗菌も兼ねて食べ物を包んできた事を例えにすると実感として湧きます。食べるものでやっと結びつく自分もなんですが・・・
私の好きなトンカビーンズは桜餅に似た匂いがします。
これはクマリンという成分によるものです。クマリンには抗菌作用があると言われているので、ますます納得です。今ではこの成分にはこんな作用があると分かっている部分も多いですが、昔は成分がどーのこーのと言う時代でもなく、包装するものは必然的に葉を使い色々な葉を使ううちに、この葉で包むと腐りにくいからこれにしよーってなっていったのでしょうか。先人の知恵の賜物なのかとも思います。
成分から抗菌作用があるかを確認することももちろんですが、昔から使用してきたものを再認識することで、改めてアロマの良さも理解できるような気がしました。
そしてやっぱりアロマは面白い!
そして桜餅が食べたい!(笑)