何十年か前にアロマオイル(精油/エッセンシャルオイル)を使い始めた頃は、飲用は禁止!飲んでも良いという情報は全く見かけませんでした。ここ数年でしょうか、メーカーによっても飲用可能としている精油があるようですし、飲用しているという情報も見かけますし、アロマの専門家?の方でも飲用の仕方を紹介していたりします。果たして飲用しても良いのか?
私なりの考えですが今も変わらずアロマオイル(精油)は絶対飲みません。基本を考えるとどうしても飲む選択肢はありません。
精油は濃縮されたもので原液では使わない
精油はラベンダー、ティーツリーで精油1キロを作るのに、100キロ以上必要と言われています。単純計算1滴の精油には100倍の植物の成分がギュッと濃縮されている事になります。使用量はとても少ないですが、パワーは大きく刺激もあるものです。以前はラベンダー、ティーツリーは原液で塗布しても良いと言われていましたが(最近はNG?)、実際にほんの1滴を試してすぐ肌にぶつぶつが出て痒くなりました。比較的安全で使いやすいと言われている精油でさえ、塗布により反応がでたりします。
精油は水に混ざらない
精油は水に混ざらないので、必ず基材で希釈して使用するのが基本です。化粧水でしたら基材になるグリセリンや無水エタノールに精油を混ぜてから水を加え作ります。最初から水も入れて作ってしまうと混ざりません。使用するときにもその都度容器を振って混ぜてから使います。
水や炭酸水で薄めて飲むレシピ、紅茶に一滴加えるようなレシピを見かけますが、薄めても混ざらず危険と思います。
精油は100%天然
精油は元々100%天然であることが基本です。今の時代農薬や添加物から逃れることは難しく、リアルに100%ピュアは難しそうですが。。ですがそれが基本でも飲用禁止と言われていましたので、品質が良いから、無農薬だから飲めると言われてもピンときません。品質の良し悪しで飲める飲めないではないはずです。
もしそれ以外で飲めるようになっているのであれば、元の精油の特性を大きく変えてしまっていると思うのですが、精油、エッセンシャルオイルんという名称から外す、またはどんなふうにして飲めるように処理しているかキチンと説明文などがないといけないのではないと思います。
精油は自然なものだからと侮ってはいけないと思いますし、まだまだ解明されていない事が多いのも事実です。
カプセル
市販でアロマオイル入りのカプセルがあります。それは飲用できるようにキャリアオイル等と混ぜて十分に安全かどうか考慮して作られているはずです。それでも購入時には十分調べてから購入しています。
便利な時代でカプセルに詰めて自作もできるようですが、たとえキャリアオイルも加えるとしてカプセルに入れた時点で混ぜることができるのか、ほんの少量を正確に測ることができるのか等疑問が残ります。
精油は肌や吸入でも体内に取り込まれますので芳香浴やマッサージなど使いかたは色々できます。危険な飲用をせず安全な使いかたをするべきと思います。精油の使用については自己責任になりますので、最低限の基本事項、注意事項などは理解してから使う事をお勧めします。