ココナッツオイルはべたつかず使いやすいので、髪の毛やリップクリームに使用したりもしています。液体ですが、ちょっと寒くなるとすぐに固形になります。
以前ココナッツオイルを使い続けて男性化?みたいな話しも聞いたことはあったのですが、まあ髪だしと気にしないで使っていたのですが、家にあるアロマの本を見てあれ?でした。
ベースオイルとして使用するのは、フラクショネイテッド・ココナッツオイルと
呼ばれる精製された無色透明のオイルです。ベースオイルの中で最も軽いと言われ、
水分のような感覚で使用できます。一般に知られている常温以下では
固まってしまうものは混合物が取り除かれる前のオイル
佐々木薫 アロマテラピー図鑑 主婦の友社 167ページ
他の本も見てみましたら、単純に温度が低いと固形になるので・・・と書かれている本も何冊かありました。いろんなブランドで扱っているのはどっちなのか、ココナッツオイルについて調べていくうちに、気になることも出てきました。
ココナッツオイルの特徴
科名 ヤシ科
抽出部位 果肉
採油法 圧搾法
飽和脂肪酸が多い(酸化しにくい・常温固形)
サラっとしている
紫外線から肌を守る
保湿
髪(白髪・脱毛予防) 、肌の保湿 、メイク落とし、日焼け止めなどに利用されています。
色々なブランドのココナッツオイル(キャリアオイル)
フロリハナ
未精製・冷圧搾法・24度で固形化・オーガニック
生活の木
未精製・圧搾法・25度で個形化
石鹸用として販売
プラナロム
未精製・低温圧搾法・22度で固形化
酸化防止剤として天然のトコフェロールを0.05%添加
カリス成城
未精製・低温圧搾法
メドウズ
精製・ 分別蒸留 ( 石油や薬剤を使用していない )
ドテラ
精製 ・分別蒸留
キャリアオイルの未精製( ヴァージンココナツオイル )と精製(分別分溜)
未精製
・香りが強い
・栄養が豊富
・温度が低いと固形化
精製
・無臭
・固形化しない
性ホルモンに与える影響
ドミニカ共和国のサリーナス村と言う村で、女の子が思春期になると男性化する現象が多く現れたそうです。調べてみると、ココナッツオイルに 性ホルモンに影響がある 5αリダクターゼを壊す成分があり、それが原因のようです。ダイオキシンと類似した環境ホルモン作用があるそうなのです。
考えてみるとココナッツはドミニカに限らずインドネシア、ブラジル、フィリピン、タイなど生産されている国は多いです。それぞれの国の食生活や状況などよく分からないですが、気になる事もあります。。
使い心地はよいのですが、環境作用ホルモン作用については気になります。キャリアオイルとしてはどうなのか?精製されたものであれば大丈夫なら、そちらを使用しようかとも思っていますがもっとよく調べてから、使い分けて使用するなどした方が良いかなと思いました。
また、何においても一つの物に固執しない事も大事かなと改めて思ったりもしました。