フランキンセンスの精油はお肌に良さそうなので、たまに使用していました。香りも好きな部類に入ります。
いろいろ調べていくうちに、フランキンセンスの木が減少していることが分かりました。そういえば、フランキンセンスの木は栽培して増やす事がかなり難しく、昔は金と同等な価値があるくらい貴重なもので権力争いまであったと聞いたことがありました。
昔は暗黙の了解で、これ以上採取したらいけないというルールを守っていたのかもしれませんが今はお金第一な部分もありそうです。
あっという間にアロマが広まり、精油の需要も大きく伸びましたし。森林破壊は進んでいるのは確かですし、 乱獲、虫害、栽培面積の減少など もあるそうです。
フランキンセンスの木を健康に保つには、切り込みを入れるのを年12回以下に抑えなければならないそうですが、実際はかなり切込みが入っていて、木の健康が損なわれているようです。
現地の人も生きていくためのことでしょうけど。
今までもサンダルウッドの木が減少していて、貴重なものという事は頭の隅にありました。以前松栄堂さんのお香を買おうと思ったときに、白檀が減少していることから値上がりすると書いてあったからです。その時はえ~!って思っても、3日経つと忘れるお気楽な頭。。
他にも調べてみると、ローズウッドもでした。ローズウッドもフランキンセンスもどちらも割とお手軽に購入できるのであまり気にしてませんでした。
アロマセラピーの精油で知られるローズウッドは、絶滅危惧種の代表格です。インドやマダガスカル、アマゾン川流域などが原産地ですが、高級家具や楽器の原料などにも用いられることから乱獲伐採され、以前から絶滅が危惧されていました。2017年1月、ワシントン条約によって完全輸入規制がかかり、現在は入手困難な植物のひとつです。
BAZAAR 今こそ知っておきたい、“絶滅危惧植物”の現状 自然派コスメは依然、市場を拡大している。ところが、その恵みの源である植物の一部が絶滅の危機に晒されている。「植物力」という言葉に踊らされる前に、この現実を理解しておきたい。
この文章が載っている記事に他にも詳しく書いてあります。今まで、出来るだけ自然に近い物を使う方が体にも良いし、環境にも良いと思ってましたがそんな単純なものじゃないのですよね。
ニールズヤードや生活の木では、保全活動でフランキンセンスや ローズウッド の苗を栽培し増やしていく取り組みをしています。自分も自己満足ではなく、とりあえず大事に使うことから意識しようと。忘れないように今回は記録を兼ねて。