フランスの映画「パリの調香師 しあわせの香りを探して」が来年1月に公開になります。
アンヌは、かつてディオールの香水“ジャドール”をはじめ数々の名作を作った天才調香師。
しかし4年前、仕事のプレッシャーと忙しさで、突如、嗅覚障害になり地位も名声も失ってしまった。嗅覚が戻った現在はエージェントから紹介される企業や役所の地味な仕事だけを受け、他人と関りを持たず、パリの高級アパルトマンでひっそりと暮らしていた。
映画『パリの調香師 しあわせの香りを探して』公式サイト
天才調香師と言われた女性の ヒューマン ドラマですが、一番興味をそそられるのはこれです。
ディオール(DIOR)の撮影協力に加え、ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)で多くのヒット香水を手掛け現エルメス(HERMÈS)の専属調香師が監修。豪華協力により綿密に再現された、知られざるトップ調香師の世界の裏側を覗くことができる。
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美しい瓶に入り、皆を魅了する香りを放つ香水が作られるまでの過程を垣間見ることができるとしたら、それだけで価値がありそうです。
調香師は優れた嗅覚、化学の知識、美的感性など求められる条件は多そうです。 香水と言えばグラース、今でも香水産業が盛んで,こういった土地柄で有名な調香師が輩出、、調香師の7〜8割がフランス人だそうです。
匂いの芸術家と言われたエドモンド・ルドニツカ( Edmond Roudnitska 1905年~1996年 ) も、ニースで生まれグラースで香りのトレーニングを受けました。彼はパフュ―マーの条件として、イミテーションが上手、ベースを作る才能、クリエーションできることを備えていることも必要と述べているようです。
映画の中の調香師はどんな風に描かれているのでしょう。楽しみです。